2020/11/30 10:21


おはようございます。

#KENMAYA です。

前回のキッチンシンクのお掃除に引き続き、
今回は、『お風呂場の鏡磨き(ついでに姿見も)』に挑戦してみました。

今日は11/30(いいミラー)、鏡の日ということで、
なんというタイミングの良さでしょう!(…わざとらしい(笑))


その前に少しだけ、研磨剤の解説をさせてください。

何度も話題にしようとして忘れていたのですが、
『モース硬度』という、鉱物の硬さを示す指標があるのです。

地球上で最も硬い鉱物は、
皆さんご存知のダイヤモンド(モース硬度10)です。
他に、身近なもので言うと人間の爪はモース硬度2.5、
ガラスはモース硬度5、歯のエナメル質はモース硬度6となっています。

KENMAYAで取り扱っている液状研磨剤は、
・SLS-200(ステンレス磨き用)
   ・・・主成分:酸化アルミナ(モース硬度8~9)

・SLT-400(汎用金属磨き用)
   ・・・主成分:シリカ(SiO2)(モース硬度7)

・SLV-10000(仕上げ磨き用)
   ・・・主成分:酸化アルミナ(モース硬度8~9)

です。
ただし、あくまでもモース硬度は『硬さ vs 硬さ』の指標ですので、
傷をつけられるかどうか、と、磨けるかどうか、は似て非なるものです。

つまり、SLV-10000は主原料は酸化アルミナですが、
粒子が3ミクロン以下なので、宝石や貴金属に傷をつける心配はありません。

ここでガラスの硬度を見てみると、モース硬度5なので、
「全ての研磨剤で簡単に傷をつけることができる」となりますが、
大事なのは傷をつけることではなく、水垢を落とし綺麗に磨くことです。

そもそも「水垢汚れ」はどうして発生するのでしょう。

水垢の正体は
「水に含まれるミネラル分(石灰分、炭酸カルシウム)や、
石鹸カスが濡れて、乾いてを繰り返すことで積層化し、
ガンコな汚れとなっているもの」
です。

これを落とすには、中性洗剤では歯が立ちませんし、
かといって強力な薬剤を使うとガラスが変色したり、
他の場所に悪影響を与えます。
(もちろん環境にもよくありません。)

「もう何年も風呂場の鏡なんて真っ白で何も見えない」
なんてお宅は多いんじゃないでしょうか。

では、実際にやってみた動画です。



1."SLS-200"を使う。


今回の戦略はこうです。

1.まず、強力な研磨剤”SLS-200”で汚れを一気に落とす。
  (台所スポンジの硬い部分を使用)
2.様子を見て、"SLT-400"を使い、中磨きで目立った傷を取る。
  (スポンジかタオルを使用)
3."SLV-10000"を使い、仕上げ磨きで完全に綺麗にする。
  (タオル磨き)

この3工程でいきます。

隅っこで試し磨きをしたのですが、
そこまで力を入れずとも、問題なくいけそうです。

全部に塗ってから磨き始めると、途中で研磨剤が乾いてしまいますので、
部分ごとにやっていきましょう。(動画では一気にやっていますが…)
今回は、過度に傷をつけてしまうのが、不安だったのもあり、
研磨剤は少し多めに、スポンジにはそこまで力を込めずに磨いています。

全体を磨き終えたら、乾拭きしましょう。
(シャワーで研磨剤を流してから、乾拭きでもOKです。)
まだ水垢が残ってるようなら、部分的にもう一度磨きましょう。


2.予想外の展開…


えぇー、予想外でした。
"SLS-200"だけでほとんど傷もつけずに水垢が完全にキレイに落ちました。
姿見も手垢や汚れは、さらーっと磨いただけでキレイになりました。

よーく見るとうっすら引っかき傷みたいなものは見えるのですが、
(動画や写真では見えません。)
気になる方は"SLT-400"でタオル磨きすれば消える程度の傷です。

妻曰く、鏡にもグレードがあって、
100均などの鏡とかだと、結構傷がつくそうです。

そのような場合は"SLT-400"でタオル磨きがいいかもしれないです。


3.最後に(水垢について)


ちょっと予想外で、尺余りしちゃったので雑談でも。

関東は硬水で関西は軟水、とよく言います。
硬水の方がミネラル分が多く、水垢がつきやすいそうです。

関東の方の方が水垢にはお悩みの方が多いのかもしれません。

お風呂場の鏡なんて早々に曇って見えなくなるのが当たり前。

確かにそれも一理あるかもしれません。
でも、年末のお掃除できちんと手入れしてあげれば、
キッチン同様、新たな気持ちで新年を迎えられるのではないでしょうか。

ぜひ、皆さんともこの気持ちいい体験を共有していきたい、
そう願っております。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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